無数の島々と美しい海が織り成す景観が”東洋のエーゲ海”と言われるほど美しい瀬戸内エリア。なかでも直島は、世界的なアートプロジェクトによって知られています。
様々な作品が点在し、美術館や屋外彫刻が島全体を美しいアートの空間に!独特の雰囲気漂う町並みや、風光明媚な海岸線も訪れる人々を魅了します。そんな直島に、東京から弾丸で行ってきたのでレポートしたいと思います!
目次
1.東京から直島までの行き方
2.行きたい美術館を決めておく
3.直島に着いてからの移動手段
4.直島で1番強い気が流れる場所
5.直島の名前の由来?
1.東京から直島までの行き方
直島への行き方は2つ。岡山県玉野市にある宇野港からか、香川県高松市の高松港から出ているフェリーに乗る必要があります。東京からだと、飛行機で高松に行くのが1番早いです。7:25羽田発、8:45高松着の始発飛行機に乗れば、9時発の高松港へのリムジンバスに乗ることが出来き、9:50には高松港に到着です!
高松港では大巻伸嗣さんのLiminal Air -core-のお出迎え。フェリーもかなり本数が少ないので要注意です。10:14発のフェリーに乗り遅れると次が12:40という恐怖・・・
無事に乗車すれば50分の船旅のスタートです。意外と長いので、おやつや飲み物は必須です。飲み物の自販機はありますが、食べ物の販売はありません。ここまで食べ物を買う余裕はほぼ無いので、羽田で何かを購入しておくことをお勧めします。
東京から約4時間でついに直島に上陸です!直島のシンボル、赤いかぼちゃも見えてきます。
2.行きたい美術館を決めておく
美術館の中にはオンライン予約が必要な場所や休館日もありますので、スケジュールを必ず確認し、自分が行きたい美術館を決めてそこを中心に計画を立てましょう。
開館カレンダー | ベネッセアートサイト直島 (benesse-artsite.jp)
観光サイトによると8時間あればすべてのアートを見ることが出来るとのことですが、ゆっくりと満喫するならベネッセハウスミュージアムに1泊はしたいところですね。
ちなみに私は李禹煥美術館だけは絶対に行こうと決めていて、あとは草間彌生のかぼちゃがみれれば良いかなと思っていました。
3.直島に着いてからの移動手段
直島は大きく3つのゾーンに分かれています。
▪︎宮ノ浦エリア
▪︎本村エリア
▪︎ベネッセハウス周辺エリア
島内での移動は、バス、レンタサイクル、レンタカーもしくはタクシーのいずれかになりますが、今回はバスを使った移動を紹介します。バスは町営バス「すなおくん」とベネッセアートサイトの無料シャトルバス2種類のバスを乗り継ぐ必要があります。
どちらもも本数はあまり多くないので効率的に島を回る場合はレンタサイクルが良いのかなと思いました。とにかくどこを切り取っても美しいので、時間があれば徒歩でゆっくり回るのも良さそう。
そんなわけで、宮浦港に到着して赤いかぼちゃにすぐにでも駆け寄り撮影したいところですが、バスを使うとなると島の中の移動も時間との戦いです。李禹煥美術館へ行くにはまず、「すなおくん」でつつじ荘へ向かわなければなりません。11:04直島着で、11:06発なので、到着したらすぐにすなおくんを探して乗り込みましょう。
4.直島で1番強い気が流れる場所
直島には様々なパブリックアートもあります。
“風水の思想に基づき直島の中で最も強い気の流れる海岸”に作られたという「文化大混浴」は、様々な人種や文化の混交をコンセプトとした蔡國強の作品です。写真分かりにくいですが、真ん中にあるのがジャグジーです。今はサウナで”整う”が流行っていますが、ここのジャグジーに入ったらバリバリ整いそうですね。
調べるとこちら、ベネッセハウス宿泊者は実際に入浴することが出来るとのこと!(1日1組限定)めちゃめちゃ入りたい・・
時間が許す限り、パブリックアートを見ていきましょう。
5.直島の名前の由来?
直島に行ってから知ったのですが、実は崇徳院が島流しされた讃岐の国は香川県だったんですね。「直島」の名前の由来も島民の素直さを賞賛した崇徳院がつけていたとは。ここ、琴弾地の浜辺で貝を拾い、京の都への思いを読んだのがこの歌だそうです。
「松山や 松のうら風 吹きこして しのびて拾う 恋忘れ貝」
アートだけじゃなく崇徳院ゆかりの地としても見どころがありました。
まとめ:東京から片道4時間のアートな島
日帰りでも十分アートな島直島を満喫することは可能でした!
7:25に羽田を出発して、目的の李禹煥美術館に着いたのは11:30。そして滞在時間は1時間程度でした。その後、様々なパブリックアートを見ながら島を散歩し、15時前には高松港に戻ることが出来ました。
直島から高松港に戻る船の最終便は17時なので、日帰りでも頑張れば美術館2つくらいは回れたかな、と思いますが、バスの本数なども考えて、余裕を持った計画を立てることをお勧めします!