ART

茨城県日立市で「妹島和世建築めぐり」

妹島和世は、国際的にも高い評価を受けている日本を代表する建築家の一人。清新なデザインと抽象的な形態を組み合わせ、建築の枠組みを超えた作品を生み出しています。また、彼女の建築作品は光と空間を活かした独創的なデザインが特徴であり、多くの人々に感動とインスピレーションを与えています。

彼女の出身地でもある茨城県日立市にある2つの作品を紹介します!

目次

1.妹島和世とは

2.日立駅

3日立市役所新庁舎

1.妹島和世とは

21世紀美術館

妹島和世さんは茨城県日立市出身の建築家。”SANAA”を西沢立衛さんと共同で運営しています。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府Y-GSA教授、日本女子大学客員教授、ウィーン応用芸術大学教授、ミラノ工科大学教授、大阪芸術大学客員教授、を務め、プリツカー賞、日本建築学会賞、日本建築大賞などなど、沢山の賞も受賞しています。

2020年には『建築と時間と妹島和世』(監督:ホンマタカシ)も公開になりました。21世紀美術館や墨田北斎美術館などが代表作として有名ですが、1番有名なのは日立駅ではないでしょうか?

 

2.日立駅

天空の駅、海が見える駅として有名な日立駅。建築好き、アート好きはもちろん、映えスポットとして大人気なスポットとなっています。私は親族が日立にいるので、定期的に利用していますが、本当に毎回感動する美しさです。電車を降りて、エレベーターを登ると目の前が海!

10周年記念のキャッチコピー「その駅に着くと、海が話したがっていた」こんなに目の前が海なのに、以前は全く海は見えなかったんですよね。ここにある絶景カフェも大人気です。

日立駅のデザインは、光と空間を巧みに活用しています。大きなガラスパネルや開放的なエントランスは、駅を利用するだけなのにその美しさに心が洗われます。さらには周囲の環境や地域と調和するように配慮されています。地元の文化や景観と調和するデザインが採用されており、地域の一体感を高めています。

雨の日でもこんなに美しい!

外から撮るとこんな感じです。とても駅舎とは思えないですね。

日立駅は上野駅からJR特急ときわで1時間39分です。

3.日立市役所新庁舎

そして、日立市にはもう一つ、妹島和世さん設計の建築物があります。2019年に完成した日立市役所新庁舎です。妹島和世の特徴であるシンプルでモダンなデザインが取り入れられ、周囲の景観と調和しながらも存在感を放っています。

利便性や使いやすさを考慮して設計されており、市民の利用しやすい公共施設としての側面も強く持っています。また、環境にも配慮された設計がなされており、省エネや持続可能性に対する取り組みが施されています。妹島和世さんのデザイン哲学が反映された美しく機能的な建築物であり、地域の活性化や文化の発展に大きく貢献しています。

日立駅からはバス、もしくは徒歩でも25分で行けるので、日立駅に来た際はぜひ日立市役所も一緒に行ってみてくださいね。